救急車を呼んで、救命をしない

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【救急車を呼んで、救命を希望しない】

 昨日の読売新聞の一面

 緊急搬送され、

 家族の要望で心肺蘇生を中止したケースが

 全国で3年間に54件あったとのこと

 家族が自宅で倒れていたら

 救急車を呼ぶ

 という方はほとんどだろう。

 しかし、

 救急車を呼んで、家族に

 心肺蘇生の中止を申し出られたら 

 私が救急隊員だったら

 どうするだろう。

普段を知らない救急隊員が判断できる問題だろうか?

 国としての規定はない状態で

 その判断を、とっさにすることができるだろうか?

 その患者さまの全身状態や病状を知らないで

 何を基準に判断できるだろうか?

 医師がいない状況で、

 本当に事件性がないといい切れるだろうか?

 その判断は非常に難しい。。。

 そもそも、救急車というのは

 命を助けるために呼ぶためのものである。

 それなのに、

 【救命をしない】

 という判断を私はできるだろうか?

 私が救急隊員だったら

 その判断はきっとできないと思う。

家族の立場になって考えてみた

 しかし、

 例えば母が90歳になり

 自宅で倒れていたら

 90歳の母に

 心臓マッサージや

 気管挿管は希望しないと思う。

 これは、母の希望だから。

 しかし、倒れている状態で

 まだ生きている場合

 私が救急車を呼ばなければ

 私は警察に捕まるのではないだろうか?

 (→これに対しては

   訪問診療してくれる

   かかりつけ医に日頃から診てもらい、

   かかりつけ医を呼べばいいのだが、

   今回は訪問診療してくれる

   かかりつけ医がいない場合の話)

 しかし、

 そもそも積極的治療を希望しないのに

 救急車を呼ぶ必要があるのだろうか?

 という疑問も生まれてくる。

これからの日本における大きな問題

 そして、

 特に高齢者の場合は、

 心肺蘇生をして仮に命が助かったとしても

 寝たきりになる可能性は非常に高い。

 救急隊員が、

 家族の希望で心肺蘇生を中止したとしても、

 中止しなかったとしても

 どちらが間違いか

 という答えはなかなか出ないだろう。

 しかし、超高齢社会である日本において

 放置できない問題であることは

 間違いない。

 あなたなら

 この問題を、どう考えますか?

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