看取りケアナースの仕事とは

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【看取りケアナースの仕事とは】

私は看取りケア病棟で働いていますが、

看取りケアとはどんな仕事なのかをご紹介していきます。

看取りとは?

患者様、施設の入所者さまが人生の最期を迎える時の

お世話をすることです。

一般的に、「看取り」というと

亡くなる瞬間やその数時間を指すことが多いです。

しかし、私が考えるに「看取り」とは

亡くなる瞬間だけではありません。

その方が施設で過ごす数年~数ヶ月前からはじまります。

その方が可能な限り口からご飯を食べられるようなお手伝い。

その方が日々楽しく過ごせるように関わり、

日々の体調管理、

毎日の排泄のケアやお風呂の介助までに至ります。

そして、入所者様の最期の時が近づいてくると

ご家族に状態を説明し、亡くなるまでの時間が迫っていることを伝えます。

施設には医師も在中していますが、

ほとんどのご家族が看護師からの説明に納得、ご理解されます。

ご家族とは入所者さまが元気なときからのおつきあいですが

状態が悪化すると、さらにその関わりも深くなります。

ご家族には、利用者様が現在どんな状態なのかを

わかりやすく説明し、ご家族の理解度に合わせて、何度でも説明します。

ご家族が利用者さまの死を受け入れることができていないと判断すれば

ご家族とお話する時間を更にとって、話を聞いていきます。

そのような関わりの中でつくづく思うのが

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ナースの仕事は人間対人間の関わりが必要で、

信頼関係がすべてである。

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ということです。

日頃から、入所者さまやご家族と関わっていると

そのご家庭の中がよく見えてきます。

仲の良い家庭だったのか、

親子間で問題があったのか、

認知症を患っていた期間が長く、

お子さんは大変な思いをされてきた。

経済的に厳しいのか。

などなどです。

本当にプライベートなことです。

そのような他人にはふれられたくない家庭のネガティブな部分まで

他人の私に話してくださるということは、

私達のことを本当に信頼して下さっているのだと

自負しています。

もちろん、看護師は守秘義務がありますので

絶対に他人に口外することはありません。

特に上手くいっていない家庭など

他人には言いにくいことも打ち明けていただけると

その分、こちらも配慮することもできます。

私達がご家族にも配慮することができれば

さらにご家族の看取りの満足度もあがります。

看取りの主役は誰なのか?

私は先程からずっと入所者さまとご家族の話をしてきました。

このことからもわかるように

看取りケアの主役は亡くなられるご本人さまだけではなく、

残されるご家族も主役なのです。

入所者さまにはなるべく痛いこと、苦しいことを取り除き、

穏やかに最期の時を迎えられるように。

残されたご家族には、親の死を受け入れ、

納得して最期の時を過ごせるように。

とご本人様とご家族の両方からケアを行っていきます。

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