あなたにとっての「死」を知る方法

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【あなたにとっての「死」を知る方法】

延命治療についてお伝えしてきましたが、

そもそも「死」とは一体どういったものなのでしょうか?

医師がなくなった時に死亡確認をするには

・心停止

・呼吸停止

・瞳孔散大

この3つを確認します。

この3つが確認した時間を、死亡時間とします。

ですので、実際は20時31分に呼吸や心臓などが停止していても

医師が20時44分に「心停止、呼吸停止、瞳孔散大」の3つを確認したら、

その時間が死亡時刻として死亡診断書に記載されるのです。

これが、「死」です。

人が亡くなる原因は、

病気、事故、老衰などです。

これらが原因で体の全ての部分が機能しなくなった時に

人は亡くなります。

(脳死を人の死とするのかは?の議論は次回以降の記事で)

私の死の価値観

ここで少し考えてみて頂きたいのですが、

今あなたの中で浮かんだ「死」とはどんな状態でしたか?

私の場合は、7年前までは

「人は体に点滴や様々な管をつけて亡くなるもの」だと思っていました。

それは、私にとって一番身近で、一番はじめに見た「死」が

そうだったからです。

父の死の姿によって私の死の価値観が作られたのです。

これは、心理学的にも説明がつきます。

人には、あるものに対してそれが初めて見たものであった場合

その一番はじめに見たものを強く印象つけられるのです。

これが、心理学的に言うと「初頭効果」(しょとうこうか)といいます。

私の場合は、初めて見た人の死が

体からたくさんの管や点滴をつけて亡くなる姿だったので、

それが強く印象に残り、

人の死はそういうものだと感じたのです。

先程、「7年前までは」と言いましたが、

現在の私にとっての「死」

は「人は体に点滴や様々な管をつけて亡くなるもの」

ではありません。

現在の私にとっての「死」は

「管や点滴など何もつけず、眠るように迎える最期」です。

さらに理想を付け加えるならが、

「後悔なく、満足した死」

です。

先ほどとは真逆ですね。

なぜ、私の死の価値観が180度変わったのか?

それは、現在働いている老人保健施設で看取りケアを知ったからです。

看取りケア病棟では「老衰」で亡くなられる方が大勢いらっしゃいます。

また、基礎疾患やがんであっても皆さん穏やかに、眠るように

最期を迎えられます。

その光景を幾度となく実際に自分の目で見てきたからこそ

穏やかな死があるのだと言えるのです。

私は看護師になってすぐに、急性期病院で働きました。

急性期病院は、積極的に病気の治療をする場所です。

そこで、「看取り」などは考えられません。

むしろ、論外です。

急性期病院では、病状が悪化し、最期の時が近づくと

尿が出る場所に管を入れます。

必ず点滴をいれます。

場合によっては、亡くなる瞬間まで

点滴を何本もつながっていることも多々あります。

ですので、急性期病院で働いているころもまだ

「人は体に点滴や様々な管をつけて亡くなるもの」

だと思っていました。

なので、看護師の全てが「看取り」を知っているわけではありません。

看護師を含めた医療従事者にも

「人は体に点滴や様々な管をつけて亡くなるもの」

と考えている人は少なくはありません。

もちろん、人の価値観はそれぞれなので否定はしません。

あなたの「死の価値観を知る」ワーク

①まずは、あなたにとっての「死」とはどんな状態でしょうか?

なにかノートに書きだしてみるのも良いでしょう。

紙に書くという行為をすると、自分の心を客観的にみることができます。

これには正解がありません。

ですので、あなたの感じたままを書いてみましょう。

・怖いもの

・苦しいもの

・悲しいもの

・楽になること

あなた自身が思ったまま紙に書き出してみて下さい。

②そして、あなたが書いた「死」のイメージや考えは

なぜ、そう思ったのか考えてみて下さい。

例えば、

・怖いもの

と感じたならば、

なぜ怖いと感じたのかを考えてみるのです。

小さい頃に見たお葬式が怖いと思っのを今でも感じている。とか、

おばけや呪い、霊など、メディアからの強い印象がある。

などなど

その答えも様々です。

今、あなたは「死」について考えてくれていますが、

これまでの人生でそこまで深く「死」について考えてきたことは

なかったかもしれません。

私はこのワークを通して

「死」をもっと身近に考えたり、

「死」の印象を考え直してみることで、

人の「死」はすべてネガティブなものではないことに

気がついてもらえたら。

と思っています。

ぜひ、時間をつくってやってみてくださいね。

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