終活における延命治療とは? 人工呼吸器とペースメーカー編

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【終活における延命治療とは?

人工呼吸器とペースメーカー編】

前回の記事では、あなたが延命治療の選択を迫られる4つの状態とは?

についてお伝えしていきました。

まだお読みではない方はこちらをクリックして下さい。

私がこれからお伝えする、延命治療については

「あなたが自身の意思を誰かに伝えられなくなった状態になってしまった」

かつ

「あなたは寝たきり状態でその人工的な生命維持装置をつけても

 歩いたり、自分でご飯を食べたりできない状態である」

ことを前提に話を進めていきます。

前回もお伝えしましたが、

全ての生命維持装具を否定しているわけではありません。

その生命維持装具を使用することで、

あなたがより良く人生を生きる事ができるのであれば

使用したほうが良いと思っています。

今回は、終活やエンディングノートを書く際に

延命治療をどうするのかを決める材料になればと思っています。

人工的な生命維持装とは

・人工呼吸器

・人工栄養

・人工心臓と補助人工心臓

・人工肝臓

これらを指します。

人工呼吸器とは

人工呼吸器とはあなたが自分で呼吸をすることができなくなった場合に

装着する装置のことです。

こんな感じです。

人工呼吸器

口から気管まで約8ミリの管をずっと入れています。

また、人工呼吸器のアラームが鳴るたびに、

口や気管の痰をとらなければなりません。

この痰を取る(吸引)時は呼吸が止まります。

これが1日に何度も、定期的に行わなくてはなりません。

意識がない場合はまだましかもしれませんが、

特に意識のある場合は、

口から気管まで異物である管が入っていることによる違和感、

さらに時間ごとの吸引で呼吸が止まる苦しみを

感じ続けるのです。

人工呼吸器をつけていると声を出すことができませんので、

話をすることができません。

自分が苦しいから人工呼吸器を外してほしいとは

誰にも伝えることができません。

また、一度人工呼吸器を装着してしまうと

家族が外すことを望んでも、医師は外すことができません。

これは、自分で呼吸ができない人に対して人工呼吸器を装着しているので

医師の判断で人工呼吸器を外すということは

患者様を殺す=殺人

という考え方があるからです。

もちろん、あなたが自分で呼吸できるようになれば外すことはできますが、

終末期においてはその可能性はほぼありません。

あなたの心臓が止まるまで、人工呼吸器をつけ続け、苦痛を感じ続けるのです。

人工心臓、補助人工心臓とは

生命維持のための人工的な装置として代表的なものとして

人工心臓を挙げました。

人工心臓の適応としては、

薬、ペースメーカーや手術ではもう治すことができない位

重症な心不全の場合です。

「あなたが自身の意思を誰かに伝えられなくなった状態になってしまった」

かつ

「あなたは寝たきり状態でその人工的な生命維持装置をつけても

 歩いたり、自分でご飯を食べたりできない状態である」

ことを前提として話をしていますので

高齢者や寝たきりの場合はその手術に耐えられる体力がないため

適応外だと思われます。

ですので、

こちらでは寝たきりの高齢者でも可能性のある

ペースメーカーについてお伝えしていきます。

ペースメーカーとは?

ペースメーカーとは、

心臓の動きを感知しながら、

心臓に異常があれば、心臓に電気刺激を与え心臓の歩調やリズムを整える

機能があります。

ですので、ペースメーカをつけたからといって

ペースメーカーによって強制的に心臓を動かされている

ということではありません。

ですので、呼吸が止まれば、心臓も止まります。

このことを踏まえると

そもそもペースメーカーは延命治療になるのか?

という疑問が出てきます。

正直、難しい判断だと思います。

判断基準としては、やはり

ペースメーカーを入れることであなたの人生がより良くなるのか?

だと思います。

ペースメーカーが必要な状態でも、

寝たきりで、ずっとベッドで過ごし、

認知症が進み、言葉を話すことも、笑顔もない。

私がそんな状態であれば、それが寿命だと受け入れ、

ペースメーカーは入れません。

親がそのような状態であっても、

私は望みません。

ペースメーカーを入れると火葬の際どうなるのか?

これ、余談ですが、

時々ご家族から聞かれるので、こちらでもお伝えしておきます。

火葬した際に、ペースメーカーが爆発(熱を伴った反応)することはありません。

しかし、破裂(熱を伴わない反応)は起こります。

火葬中にこの破裂音がしたりしますが、

ペースメーカーの破裂によって火葬炉が被災する確率は

0.0001%となっています。

時々、ペースメーカーの破片が火葬炉内耐火煉瓦を直撃することがありますが

元々、火葬炉内耐火煉瓦とは定期的に交換する部位であるため

ペースメーカーの破片が原因で火葬炉が壊れた

ということはないそうです。

ですので、ペースメーカーをつけたまま火葬します。

しかし、ペースメーカーが破裂する際に音などがしますので、

事前にご家族が火葬場のスタッフの方にペースメーカーは入っていることを

伝えた方が良いです。

こいうことで、今回は

延命治療における人工呼吸器とペースメーカーについて

お伝えしてきました。

次回は、

人工栄養についてお伝えしてきます。

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コメント

  1. たかいとも より:

    今日、相談を送らせていただいた、たかいとも、です。
    メアド、間違えて送信したかもしれません。再度、送らせてもらいます。
    よろしくお願いします。