病院で亡くなることが圧倒的に増えた3つの要因

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【病院で亡くなることが圧倒的に増えた3つの要因】

あなたに死が訪れるとしたら、

あなたはどこで亡くなりたいですか?

急にこんな質問をされて、

即答できますか?

きっと、あなたの頭には

「本当は自宅で最期を迎えたいけど、

子供に迷惑をかけるんじゃないか?」

「人が死ぬのは病院でしかイメージできない。」

などさまざまだと思います。

平成24年度版 厚生労働省 人口動態調査によると

1976年(昭和51年)までは自宅で亡くなる方が半数近くを占めていました。

しかす、

1976年を堺に、病院で亡くなる人が、自宅で亡くなる人を追い越しました。

現在では、亡くなる方の約80%が病院

約12%が自宅

約2% が老人ホームや老人保健施設

を占めています。

死亡場所

要因1 時代の流れによりライフスタイルが変化した

1976年は「泳げたいやきくん」がヒットした年です。

このころの日本は、高度成長期が終わった頃の時代です。

終戦後、日本は高度成長期に入ります。

それによって、生活は便利になり、ライフスタイルも変化しはじめます。

それまでは、お父さんは仕事をして、

お母さんは家で家事をする。

というのが一般的でしたが、

洗濯機や掃除機、電子レンジといった家電がどんどん販売され

以前に比べ家事にかかる時間を節約できるようになりました。

それに伴い、少しずつ女性も外に働きに出て、

共働きの家庭が増えてきました。

また、3家族が同居し、

おじいちゃん、おばあちゃんと孫が一緒に暮らす世帯が

大半を占めていました。

しかし、世の中の流れが変わり、

核家族が増え始めます。

これらのことにより、

共働きで、子育てだけでも大変であるのに加え、

遠く離れた親の介護や看病まで手が回らない

という状況なのです。

また、この頃病院や医院が多く開設されます。

近くに病院があることで、その使用頻度は高くなり、

次第に病院に対して依存体質になっていったのです。

要因2 70歳以上の高齢者の医療費だ無料だった

これまで、

国民健康保険に加入している高齢者の

医療費自己負担は3割

健康保険加入者の扶養になっている高齢者の

医療費自己負担額は5割でした

しかし、1973年1月 田中内閣時代に

全ての70歳以上の高齢者の医療費自己負担額が無料になりました。

つまり、70歳以上であれば

どれだけ病院に行っても0円で

全て国がその費用を負担することになりまし。

これにより、高齢者は必要以上に病院に行くようになりました。

そして病院はどんどん身近な存在になっていったのです。

ちなみに、高齢者の医療費負担無料は

10年間続きました。

その10年間で

全国民医療費における、高齢者の医療費の割合は2倍になりました。

要因3 「命は長い方がよい」という考え方が広まった

「命は長い方がよい」という医療教育が医師を通じて一般の方にも

広まりました。

医師が病名を付ければ、患者も家族も医師の言われるがまま

病気の治療を行うというスタイルが一般化していきました。

また、「死」「出産」は病気ではありません。

しかし、病院が身近になった現代では

「死」も「出産」も病院へ行くのが当たり前になっています。

さらに、昔は老衰でなくなるのが普通でしたが

現在老衰でなくなる方は3.8%と

不慮の事故で亡くなる方の割合とほぼ変わらないのが

現状です。

このような3つの要因が重なり合って

病院で亡くなることが当たり前の世の中に

なったのでしょう。

時代背景などを考えると

仕方のない部分もあります。

しかし、病院で亡くなることが

全ての人において良いことなのかは疑問に感じますね。

かなり個人的な意見ですが。。。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする