二度訪れる死

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

【二度訪れる死】

最近、同級生を亡くしました。

彼女は36歳という若さで生涯を終えました。

彼女には夫と3人の子供がいました。

10歳、6歳、3歳の女の子です。

喪主の旦那さんが涙で言葉がつまり

話せなくなったあの表情を今も忘れられません。

彼女は2年前から胃がんと戦っていました。

胃がんが治ったと思うと、

腹膜に転移し、さらに骨転移したそうです。

いつも笑っていて、頑張り屋の彼女でさえも

「痛いから、早く楽にして」

そう旦那さんに話したそうです。

私は3ヶ月前に同窓会で彼女と会いました。

同窓会での彼女はずっと笑顔でした。

今は笑顔の彼女しか思い出せません。

人は二度死ぬ

こんな言葉を聞いたことがあります。

調べてみると永六輔さんがおっしゃった言葉だそうです。

一度目の死は、肉体の死

そして

二度目の死は、皆の記憶から忘れられた時

人間として生まれた以上、

人には必ず死が訪れます。

しかし、

二度目の死が訪れるのは

50年以上先かもしれません。

亡くなった彼女に二度目の死が訪れることはないでしょう。

きっと、旦那さん、3人の子どもたち、両親、兄弟、友人

が彼女のことを忘れないと思います。

そして私はきっと

亡くなった父や祖父、

そして同級生の彼女のことを忘れることはないでしょう。

法要をする理由

ここからは完全に私の考えですが、

7回忌、13回忌など

人が亡くなると仏教では法要を行います。

法要を行うのは

亡くなった故人を思い出し、

そこに集まった人たちとのつながりを再確認するため

なんではないでしょうか?

法要を通して

故人を思い出すきっかけを与えてくれること、

そして、残されたご家族や友人が故人を通して

それぞれのつながっている

それこそが

故人に二度目の死を迎えさせない

のではないかと思います。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする